北日本新聞 2019年4月16日号に掲載されました。 |
視覚障害者と一緒に散策 -富山三つ星山の会 盲導犬も参加-
視覚障害者のアウトドア活動を支援する富山市の「富山三つ星山の会」(坂田清会長)は14日、富山市で本年度1回目のイベントを開き、県内外の33人が呉羽丘陵にある白鳥城周辺を散策した。 (報道センター・藤木優里)
富山三つ星山の会は、障害の有無を問わず自然を楽しもうと、登山などの野外イベントを毎月開催している。今回は県障害者スポーツ協会登山教室の一環で開き、全盲・弱視の13人と家族やサポーター20人、盲導犬2匹が参加した。
3人一組になって「しらとり広場」を出発。障害者はサポーターのリュックに付けられたロープや盲導犬のリードなどを握りながら、段差のある道や坂道を上り下りした。呉羽山観光協会のガイドを聞き、花のにおいを嗅いだり鳥のさえずりに耳を傾けたりしながら、1時間かけてゆっくりと歩いた。
5年前から同会に参加する全盲の池松綾子さん(35)=射水市=は、「鳥の声や山の匂いを感じながら楽しく歩けた。会のサポーターの方に支えられ幸せ」と笑顔を見せた。 |
北日本新聞 2019年4月16日号 |
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